自動車用ワイヤーハーネス端子の種類と選定基準の紹介
端子は、その形状によりシート系、円筒系、ワイヤージョイント系に分けられます。
1) チップシリーズの端子は、H65Y または H70Y の材質で、材質の厚さは 0.3 ～ 0.5 です。一部のコンポーネントの回路図を図 2 に示します。
2) 円筒形の直列端子は、H65Y または Qsn6.5-0.1 の材料でできており、材料の厚さは 0.3 ～ 0.4 です。一部のコンポーネントの回路図を図 3 に示します。
3) ワイヤ コネクタ シリーズの端子は、U 型、フォーク型、穴型の 3 種類に分類されます。
① U 型端子は、H62Y2、H65Y、H68Y または Qsn6.5-0.1 の材料で、材料の厚さは 0.4 ～ 0.6 です。いくつかのコンポーネントの回路図を図 4a に示します。
②フォーク端子はY型端子とも呼ばれます。Y 型端子は H62Y2 材料で、材料の厚さは 0.4 ～ 0.6 です。表面の一部にニッケルメッキを施し、導電性に優れています。一部のコンポーネントの回路図を図 4b に示します。
③ ホール端子は一般的に母材にH65Y、H65Y2を使用し、板厚は0.5～1.0です。いくつかのコンポーネントの回路図を図 4c に示します。
さまざまなコネクタとさまざまなニーズに応じて、さまざまなメッキ端子を選択する必要があります。エアバッグやABS、ECUなどの端子など高性能が要求される機器では、安全性や信頼性を確保するために金メッキ部品が望ましいですが、コスト面を考慮すると、部分金メッキ処理を前提に選択することもできます。パフォーマンス要件を満たす。
具体的な選択原則は次のとおりです。
1. 端子が選択したコネクタと適切に一致していることを確認します。
2.圧着する電線の線径に合わせて端子を選定してください。
3. 単穴防水コネクタは、防水プラグにテール部を圧着できる端子を選定してください。
4.接続の信頼性を確保してください。端子を選択する際は、接触抵抗を最小限に抑えて信頼性を向上させるために、電気機器やプラグインとの接触を確保してください。例えば、面接触は点接触よりも、ピンホール型は板バネ型よりも優れています。設計上は、2重スプリング圧縮構造（接触抵抗が非常に低い）のコネクタを使用することが望ましいです。
5.インピーダンスマッチング。一部の信号にはインピーダンス整合要件があり、特に無線周波数信号にはより厳しいインピーダンス整合要件があります。インピーダンスが一致しないと、信号の反射が発生し、信号の伝送に影響を与えます。したがって、端子を選定する際は、必ずインピーダンスが整合する端子を選定してください。
ここでは、日本製端子に流せる電流と適用電線径の対応をまとめました。防水端子の通電可能電流と適合線径の統計を表5に、非防水端子の電流と適合線径の統計を表5に示します。
